2025年に行われる青山学院大学一般選抜入学試験での英検®利用方法の紹介になります。
青山学院大学の一般選抜では「文学部英米文学科のD方式」「国際政治経済学部のB方式」「総合文化政策学部のA方式」でのみ英検®を利用することができます。それぞれの入試によって英検®の利用方法は異なります。今回はそれぞれの入試でどのような使い方があるのか紹介いたします。
※今回のデータは「青山学院大学2025年入学選抜案内」を参考にしています
D方式:文学部 英米文学科
D方式入試では、文学部の英米文学学科でのみ英検®を利用することができます。この試験では英検®でどんな成績だろうと出願することができます。
選抜方法は、まずD方式の論述試験の上位者を選抜します。その後、上位者の英検®をランキング化し、上位になった受験者から合格します。
論述試験が1次試験、英検®スコアが2次試験といった形といえばわかりやすいでしょう。
ちなみに募集人数は10人です。かなり狭き門です。おそらく英検®CSE2500はないと合格できないでしょう。
B方式:国際政治経済学部
B方式の入試では、国際政治経済学部でのみ英検®を使用することができます。国際政治経済学部の学科は全て利用可能です。3種類の加点が用意され、それぞれ英検®CSEスコア2600以上で+15点、英検®CSEスコア2300で+10点、英検®CSEスコア1950で+5の加点となります。
「加点が5点から15点しかないじゃん」と思ったら大間違い!
このB方式の全体配点は100点しかありません。たとえ5点だけだったとしても、その影響はかなり大きいと言えるでしょう。
青山学院大学を受験する時点で「+5点」はどの受験者も持っていますから、合格を狙いたなら英検®CSEスコア2300を取りたいところですね。
ちなみに英検®CSEスコア2600は1級レベル、2300は準1級レベル、1950は2級レベルです。
A方式:総合文化政策学部
B方式の入試では、総合文化政策学部でのみ英検®を使用することができます。総合文化政策学部の学科は全て利用可能です。
B方式では出願資格として英検®を使用します。英検®CSEスコア2100を超えれば、どの受験者も対等に見られます。出願資格になりますので、英検®の成績で合否が決まることはありません。勝負は当日の試験で決まります。
だからと言って英検®でCSE2100を取ればOKではありません。やはり合格する受験者は英検®でも高い成績を持っています。試験自体も英語や英語の論述試験もあり、英語力が高い受験者が勝ちます。その受験者が英検®でCSE2100とは考えにくいです。合格を目指すのであればCSE2300を目指しましょう。
【知らないとやばい】受験者は必ず注意して!!
青山学院大学では、英検®の書類は合格証の原本の提出が必要です。コピーだった場合はスコアの証明が無効となり、英検®自体使用できなくなります。
他の大学を併願して受験することがほとんでしょうから、青山学院大学の受験を考えている場合は、英検®のHPから合格証の原本をもう一枚再発行してもらいましょう。ちなみに再発行手続きから合格証が届くまでには2週間以上かかるため、早めの申請をお願いします。
ちなみに英検®の成績を証明するために、原本を提出させる大学は他にもあります。英検®の結果が出ましたら、すぐに2枚くらいは再発行しておくと安心でしょう。詳しくは志望大学の入試要項をご覧ください。