一度登場した名詞は必ずしも代名詞にする訳ではない!? | 英検ライティングでの代名詞の注意点

英検のライティングでは代名詞を使う際に、代名詞がどの名詞を指しているのか明確にする必要があります。

 パラグラフが複数あるような長いライティングでは多くの名詞が出てくるため、複数の同じ代名詞を使用すると、どの名詞を指しているのかわかりにくくなってしまいます。

 代名詞の使いすぎを防ぎ、代名詞の指している名詞を明確にするために以下の3つの注意点をまとめてみましたので、ぜひライティングを書く時に意識してみてください。

ライティングで代名詞を使う際の注意点【3選】

パラグラフの最初の文で代名詞を使わない

 パラグラフの最初の文で代名詞を使わないことです。パラグラフの最初の文で代名詞を使ってしまうと、どの名詞を指しているか分かりにくくなるため、読者を混乱させてしまう恐れがあります。そのため、パラグラフの最初の文ではきちんと名詞を具体化しましょう。

名詞が多い時は、代名詞の指すものが明確な時のみ使用する

次に代名詞の対象が2つ以上ある場合です。以下の例を見てください。

  Sam and Leo are roommates. Sam wanted to play tennis with him, but he seemed to be more interested in soccer. He felt sad because he could not play it with him.

このように書いてしまうと、代名詞がサムを指しているのかレオを指しているのか、テニスを指しているのかサッカーを指しているのか分かりません

 そのため、曖昧な代名詞を元の固有名詞に戻します。

 Sam and Leo are roommates. Sam wanted to play tennis with Leo, but Leo seemed to be more interested in soccer. Sam felt sad because he could not play tennis with Leo.

曖昧だった代名詞を固有名詞に直すことで困惑されやすい部分が改善されました。

文のバリエーションを増やす

最後に、代名詞から始まっている文が多いケースです。

以下の例を見てみましょう。

  Lucas’ heart was beating so fast. He was sitting on a couch. He slowly opened his eyes and looked at the television. He waited a few seconds and a zombie came up. 

この例文は2つ目の文以降、全てがHeから始まっています。このような書き方をしてしまうと、同じような文の構造になってしまい、表現力で減点される可能性があります。書き方のバリエーションを増やすことでこのようなミスを防ぐことができます。

  Lucas’ heart was beating so fast. Sitting on a couch, he slowly opened his eyes and looked at the television.  After a few seconds, a zombie came up.

ライティングにおける代名詞(まとめ)

  • パラグラフの最初の文で代名詞を使わない
  • 名詞が多い時は明確な時のみ使う
  • 文のバリエーションを増やす

 英検ライティングにおいては、『説得力』や『内容』も大切ですが、『読みやすさ』も点数に大きく影響します。

 これは、『読みやすい』ということは『わかりやすい』ということに繋がるからです。わかりやすい文章の方が、英検ライティングにおいて最も重要な『説得力』を上げることに繋がります。

 自分よがりの文にならないように、読み手のことも考えて書くことができるば点数UPに繋げることができます。

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